人と社会の健康づくりを目指した総合的なまちづくり
美しく生きる。健康寿命延伸都市松本
実例紹介

特定非営利活動法人 知恵と考働令和2(2020)年度

特定非営利活動法人 知恵と考働
ブドウジベレリン処理(*1)薬剤塗布器の開発試作品の実地評価試験とその評価結果に基づく試作品の改良設計機の製作及び性能評価に関する実証実験

*1…ジベレリン処理:種無しブドウにするための植物ホルモンによる処理。年2回実施。

期間:令和2年5月~令和3年3月

実績

  • 令和元年度の開発試作機3方式により、露地/ハウス栽培品等のブドウ複数種(小粒:デラウェア、大粒:シャインマスカット、ピオーネ)に対して実際に薬液を噴霧し、従来品との比較も含め薬剤附着量の測定を実施した。
  • 上記の結果を統計的に処理し、適正附着量を把握した。
  • 2回目の薬剤噴霧を行ったブドウの成長を収穫時まで観察、測定したところ、従来法と比較し、房重量、糖度、色目に大きな差が無いことが確認できた。
  • 将来の自動化を考慮した改良点把握及び改良試作品を製作した。

今後の展開

ハウス栽培及び露地栽培農園を実証実験の場所として提供頂き、改良試作品で下記内容の検証を行う。

  • 改良試作品の作業上の課題・改良点の把握
  • ロボット化に向けた作業(ジベレリン処理、粗摘粒、袋掛け、収穫、含む)分析を連携企業と共同で行い、事業化を前提に、製品・価格・商流・販促促進を連携企業と検討する。
  • 上記作業前後のブドウ成長把握、農家のノウハウの収集を行い、AI・画像処理等へ反映する。

事業費

1,000,000円